プロジェクトZ、本格始動!静岡在来作物『折戸なす』
“プロジェクトZ”とは!?
『 Z 』は、《 在来作物 》を指します。つまり、在来作物プロジェクトのことです!
静岡在来作物研究会の中で、『市民活動チーム』結成が、プロジェクトZの当面の主な役割です。
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既に活動をスタートしている【 静岡在来そば 】チームは、静岡在来そばの認知度UPや耕作放棄地の地域課題の解決の為に、持続可能性の高い事業展開を在来作物研究会の切り込み隊長!として、《 手打ち蕎麦たがた 》さんが中心で活動します。
今日は、プロジェクトZの代表・稲垣氏とともに、【 清水・折戸なす 】の生産者さんを訪ね、三保の歴史やら、徳川家への献上の頃から明治時代に忘れ去られ、 一時“ 幻の折戸なす ”となったトコロから復活させるまでのストーリーを聞きました。
平成17年には『三茄子研究会』を立ち上げ、平成25年に『折戸なす研究会』に発展的に組織が変化していますが、生産者の皆さんもガンバッています。
“ 折戸 ”という字がある三保は、元々《 半農半漁 》の地。徳川家康がこよなく愛した経緯から縁起物として、江戸時代には徳川家に献上されたのが、“ 折戸 ”の地で作られた『折戸なす』。『折戸村 柴田家文書』にも記載のある「茄子百籠ヲ」は驚くべき史実です。
しかし、大政奉還のあと、献上がなくなり、贈呈に変わる中、明治時代のいつ頃か…に忘れ去られてしまい、折戸なすの名手であった「柴田家」からも種がなくなってしまったと言われます。
駿河には高いものが三つあるの意として「一富士二鷹三茄子」にある茄子の初物は高く売れた…そのストーリーは、活かしたいとして平成に入った頃に、静岡県中部農林事務所が「種」を探し、復活させたこと…などを聞きました。地道な研究が形になった瞬間を見て見たかったですね!
折戸なすの生産現場は厳しく、虫に弱く、作るのには大変苦労をされているようで、普通のナスであれば「500〜600個/株」なのに対し、折戸なすは「40個/株」と言うことです。
今回は、幻の折戸なすの7生産者の中心のEさんに丁寧な案内をしていただきました。ありがとうございました。
最後はやっぱり試食!コレは大事。奥様が漬けた《 小折戸なすの漬物 》。まだ浅漬けでしたが、甘みがあり美味しかったです。味がしっかりしているから『 天ぷら 』にして食べたら最高!なはず…今度、試してみたいな。
雑談にも花が咲き、楽しい取材でした。
静岡在来作物『折戸なす』と“ プロジェクトZ”の動きには、今後も注目して下さいネ!!
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投稿者 : しずまち