アクセス解析ツールは数字を見て集計するだけでなく、改善案を出すために使わなければ意味がありません。まずは、ユーザーとして自分のサイトへアクセスしてみて、webサイト上で起こして欲しいアクションへ至るまでに「ページの内容がわかりづらい」、「リンクがわかりづらい」、「画像が適切でない」などの問題がないか洗い出してみましょう。
そして、Googleアナリティクスで確認してみます。例えば、「ページの内容がわかりづらい」と思ったページのデータを見て、直帰率や離脱率が高かったらページの内容に問題ありです。
・直帰率:サイトを訪れたユーザーの内、1ページしか閲覧せずに離脱したユーザーの割合です。
・離脱率:ユーザーが、任意のページを見たあとに、別のサイトに行ってしまった(又はブラウザを閉じた)割合のことです。
そのページがお問い合わせフォームの完了ページだったら離脱率が高いのは問題ありませんが、サービスや商品の価値を訴求するページだったら改善する必要があります。また、直帰率が高い場合は、ページによく出てくるキーワードに対して、ユーザーの期待する情報が載ってない、画像のイメージが適してない、コピーや見出しがそぐわないといった問題があります。
やはり、売る側の視点ではなく、「買う側」の立場になって見てみる、買ってみることが必要です。自分のところでやってみてもよくわからない場合は、ライバルのwebサイトでやってみると「気づき」が得られると思います。
アクセス解析は、仮設を立てる、仮設を裏付けるための方法です。分析するのが目的ではなく、webサイトの成果を出すためのヒントを数字から導き出すために活用しましょう。