書道家「大杉弘子」作品展(静岡アートドキュメント)
2008年11月15日(土)-24日(月) 『静岡アートドキュメント』 が開催中。
このイベントに出展されている「前衛書道家の大杉弘子(おおすぎ ひろこ)氏」よりオープニングの食事会にお誘いいただき、私はこのイベントを知るに至りました。
大杉弘子氏は、いつも作品の説明をされない「感じる」ことを大切にされている書道家です。逆に言ってしまうと「感じようとしない人には分からない」作品だということでもありますが・・・。
浮月楼ギャラリーで作品はご覧いただけます(書道家の作品をオフィシャルでないサイトに掲載できませんので、是非会場へ足をお運びください)。
午後からは、同イベントの講演会「都市とアート」(BankART1929代表の池田修氏)を拝聴しました。同氏の実績が多岐にわたることも凄いと思いましたが、お話の端々で横浜市が機能する行政だとも感心させられました。
~大杉弘子氏のプロフィール~
- 静岡県袋井市生まれ
- 1966~ : 日本の書道芸術を国際的に広めた故・手島右卿に師事
- 1970年 : 東京学芸大学教育学部書道科卒業
- 1975年 : 外務省渡欧書道文化使節団団員としてパリに渡航
- 1983年 : 中国・敦煌鳴沙山で砂漠に文字の種をまく
- 1989年 : ベルリンの壁崩壊時にブランデンブルグ門でパフォーマンスを行う
(マイセン市立美術館でのデモンストレーションでは、稲妻の音が「光」字の筆跡と重なるハプニングが起きたという。) - 1996年 : 静岡県文化奨励賞、川村文化振興財団川村賞を受賞
- 2002年 : 文化庁特別派遣在外研修員としてドイツ・デュッセルドルフに滞在
- 2008年 : ソウル書芸ビエンナーレに出品、グランプリにノミネートされる
・・・ など数々の功績があります
投稿者:しずまち